ニュースリリース
日本初の実用免震ビルが竣工40年-免震のパイオニア 奥村組 建物を実際に揺らす「40年目の免震実証実験」を実施~世界でも例のない''実使用40年''の免震建物で免震装置の性能変化を検証~
株式会社奥村組(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:奥村太加典)は、当社が設計・施工を手がけ、1986年に竣工した日本初の実用免震ビル「奥村組技術研究所管理棟」(茨城県つくば市)が本年で竣工40年を迎えるにあたり、10月に同建物を実際に揺らして免震装置の性能変化を検証する「自由振動実験」を実施します。
◆自由振動実験の意義
地震の揺れを大幅に低減し、建物を守る免震構造の安全性能は広く認識されています。その安全性能を担保する免震装置の中でも最も一般的な「積層ゴム」は、その経年変化を想定し設計されています。しかしながら、免震建物の歴史は40年程度と浅く、長期間にわたる構造性能と耐久性に関する実測データが不足している状況です。
そのような中、免震建物の「40年後」の免震性能を検証できるのは、日本で最初に実用免震ビルを建設した当社だけです。いち早く建設したからこそ、免震装置(積層ゴム)が40年を経過してもなおその性能を維持し、建物を地震から守ることができるか、免震建物が安心・安全であるかを確認することができます。
また、本実験で得られた実測データを社会に広く共有することで、これからも免震技術のさらなる信頼性向上と、防災・減災に貢献します。
◆自由振動実験の概要
<奥村組技術研究所管理棟>



本実験では、総重量約2,500トンの建物全体について、鋼棒製ダンパーを取り外し積層ゴムのみで支持する状態とした上で、2基の油圧ジャッキを用いて水平方向に10cm押し込み、ジャッキの力を瞬時に解放することで、建物を自由振動させます。この自由振動時の揺れの周期や振幅などのデータを測定・分析することで、免震装置(積層ゴム)の経年による性能変化を検証します。
当社はこれまで、概ね10年ごとに本実験を実施しており、今回で5回目となります。
【実施時期】
2026年10月
【実施場所】
奥村組技術研究所(茨城県つくば市大砂387)
【実験内容】
免震建物「技術研究所管理棟」の自由振動実験/免震装置(積層ゴム)の経年性能調査

特設ページ:「免震WEB」について
また、奥村組の免震技術を紹介するWEBサイト「免震WEB」において、本実験に関する特設ページをオープンしました。サイト内では、実験の概要や背景のほか、当社が開発した免震技術についても紹介していますので、ぜひご覧ください。
「免震WEB」40年目の自由振動実験特設ページURL:
https://www.menshin-okumura.com/menshin40th/
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社奥村組
社長室秘書広報部広報課
担当:油谷・門倉
TEL:06-6625-3532
FAX:06-6621-1160







