ニュースリリース
環境省事業におけるPFOS等対策技術に関する実証試験が完了しました
環境省の『PFOS等の濃度低減のための対策技術の実証事業』において、株式会社奥村組(本社:大阪市阿倍野区、社長:奥村太加典)の提案した水処理技術が、2025年7月に実証対象技術として採択されました。このたび、当該技術に関する実証試験が完了しましたのでお知らせします。
【背 景】
PFOS及びPFOA(以下、PFOS等)は、有機フッ素化合物であるPFASの中でも人体への影響が懸念され、国際的に規制対象となっている物質です。耐水性や耐油性に優れることから、これまで半導体製造や泡消火剤等の用途で幅広く使用されてきました。一方で、自然環境中では分解されにくく、人体や環境中に長期間残留する性質を有することから、その有害性が懸念されています。
近年、水環境中において暫定目標値を超過した地域の一部では、高濃度のPFOS等を含む土壌、排水、地下水などが確認されています。これを受け、PFOS等の濃度低減に向けた各種対策技術の開発・提案が進められているものの、国内における実施事例は依然として限られています。
このような状況を踏まえ、環境省は、PFOS等の濃度低減に資する効果的な対策技術に関する知見の充実を目的として、実証事業における対象技術の公募を実施しました。本事業には当社が提案した水処理技術が採択され(※)、以下のとおり実証試験を行いました。
※2025年7月24日環境省報道発表:https://www.env.go.jp/press/press_00270.html
【実証試験の概要】
本実証試験は、実際の処分場浸透水を対象に実施するもので、イオン交換樹脂を用いた水処理技術により、水中においてPFOS等を含む計21項目のPFASを吸着・除去することができるか検証しました。
使用した樹脂は、他の水処理用途で実績のある汎用品の中からPFAS除去に適したものを選定しました。PFAS除去専用品と比べて費用面及び供給面で有利であることから、導入しやすい点が特長です。
本実証試験の結果、PFOS等を安定して低減できることに加え、その他PFASに対する吸着性能および実環境下における運転安定性・維持管理上の課題を確認しました。
本実証試験で得られた知見を踏まえ、PFOS等への対策に資する技術の高度化を進め、環境保全及び生活環境の向上に貢献してまいります。
実証試験の様子
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 奥村組
技術本部環境ソリューション部 環境技術課 担当:清水
TEL:06-6625-3764
E-mail:yuya.shimizu@okumuragumi.jp







