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>> 和光研修所工事所
和光市は埼玉県南部に位置し、東京都練馬区と板橋区に隣接、江戸時代には宿場町としてにぎわった場所です。現在は各種交通機関が集まり、東京の住宅都市となっています。近くには、税務大学校、司法研修所、理化学研究所などの研修および研究施設が数多くあります。
当建設工事は、東京都にある裁判所書記官研修所および家庭裁判所調査官研修所が老朽化したことにより、司法研修所の近くに移転するものです。
全部で6工区に分かれて発注され、当社担当は4工区の宿泊棟です。宿泊室274室と談話室、ラウンジ、下足室、機械室等の共用施設が含まれています。
平成14年6月に安全祈願祭を合同で行い、7月から杭工事に着手し、平成15年4月に、予定通り7階のコンクリート打設を完了しました。
隣接工区の宿泊棟とつながる共用施設の地下1階が当社施工となっていますが、これを先行すると、当社施工の建物が、工区を南北に分断してしまい、資材搬入が他工区作業スペースを通るようになるため、本体躯体が7階に着手した後で、地下部分の掘削に入りました。7月11日現在、躯体工事は完了しています。
全長90mと長い建物なので、荷上げ用クレーン(1t吊り、半径35m)にレールを設置し走行式とし、建物全体をカバーすることとしました。南北にエリアを区分し、躯体工事を進めることによって、クレーンを有効に利用し、作業効率を上げ、安全作業、資材管理を行うことができました。スラブ材の揚重はスラブ開口を設けず、移動ステージで対応したことで、品質、安全、労務面において良好な効果を得ることができました。
また、宿泊室274室すべてに単独バルコニーが設置され、先端にPCaルーバーが上下に連続して付く設計です。そのため、バルコニーの作業を進める上で仮設に悩みました。まず、単独バルコニーをハーフPCaとすることで躯体精度と取り付け金物の精度(ドレン手摺アンカー金物、PCa受けアンカー)を上げました。ハーフPCaのため、重量が1t未満となり、現場のクレーンで吊り込みが可能となりました。
スラブ先端がフッソ塗装ですが、取り付け前に仕上げることによって、足場を設ける必要がなくなり、養生ネット用単管だけで済みました。隣接バルコニー間の床塞ぎは、鋼製踏板で行い、開口部をなくしました。バルコニー段差スラブの止枠にアングルを使用することにより、床仕上げおよび通りを良くしました。
当現場は、発注時の条件で建設CALS実証フィールド対象工事となっています。現在打ち合わせ事項および発注者からの指示事項、出来高報告等はパソコンを使って行われています。竣工時にはすべて電子納品となります。また、施工計画書においては公共建築協会内に事務局を設け、施工計画書作成部会で検討して、現在は標準施工計画書、プロジェクト施工計画書と内容を区分して作成するようにしています。
工 事 名
裁判所職員総合研修所(仮称)4工区建築工事
発 注
国土交通省関東地方整備局
工 期
2002年2月23日〜2004年2月10日
工事内容
RC造 B1F 7F 延8,251.5m
2
設 計
(株)久米設計
場 所
埼玉県和光市南2丁目
前列左から内田(事務補助)、酒井(監理技術者)、谷(工事所長)、三村(建築事務)、後列左から奥野(建築主任)、清水(建築係)、鶴見(建築係)、栗本(建築係)
女川シールド(東北)
芝送水管(東京)
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和光研修所JV(東京)
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