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![土木[名古屋]](/recruit/onsite/images/mikkabi/ti_mikkabi.gif) |
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三ヶ日町は静岡県の西端、浜名湖の北西部に位置し、穏やかにきらめく猪鼻湖をぐるりと包み込むように広がる静かな町です。豊かな自然と温暖な気候に恵まれ、古くから『みかんの里』として知られています。
毎年収穫期になると全国各地から、大型トラックが集まり、鮮やかなオレンジ色に輝いたみかんを荷台いっぱいにして帰っていきます。
波の穏やかな奥浜名湖は、ウインドサーフィンやジェットスキー、ウェイクボードなどのウオータースポーツのメッカです。標高433mの尉ヶ峰山頂からパラグライダーに乗れば、浜名湖や遠州灘、そして富士山まで見渡すことができます。また事務所のすぐ近くには井籠造りと呼ばれる古い形式の板倉造りで、大変珍しく貴重な建築物である浜名惣社神明宮があるなど、歴史的にも見所が多くあります。 |
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当工事所は、東名高速道路と第二東名高速道路を結ぶ引佐連絡路12.7kmのうちの三ヶ日トンネルを施工しています。東名高速道路は昭和44年に開通して以来今日まで、経済発展に伴う交通量の増大や老朽化に伴う補修工事などの規制渋滞により、本来の高速性・定時性が失われつつあります。第二東名は、現東名の本来の機能を回復させるとともに災害時などの代替路線ともなり得るものです。またこの連絡路は将来、三遠南信自動車道を経由し中央自動車道への接続が計画されており、21世紀の日本経済のさらなる発展に寄与するものと期待されています。
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工事は平成14年の4月からトンネル掘削に着手し、上下線の掘削、インバート工、覆工コンクリートを同時に施工しています。今は工事の最盛期にあたり、1日に3〜4mずつトンネル掘削が進んでいきます。明り工事は隣り工区を挟んでの輻輳作業となっており、綿密な打ち合わせは欠かせません。現在約50%の進捗で、平成16年の春の貫通を目指し、日々汗を流しています。施工上大変なことは、この地域が日本でも第1級の断層帯である中央構造線の東南端に位置するため、これに影響を受けた不良時山が数多く分布し、進行の妨げとなっていることです。また終点側における低土被り、地すべり、民家近接、渇水等の問題への対策を講じつつ、いかに工程を確保するかが最大の課題です。
現場周辺は夜になると虫の声や川のせせらぎが聞こえてきたりと大変静かなところで、発破の音やダンプの騒音などには特に気を遣っています。またトンネルずりの運搬路周辺は約8割が「三ヶ日みかん」の栽培地で工事に伴うほこりの処理には細心の注意を払うなど、信頼される企業体を目標に請負業者職員が一体となって取り組んでいます。
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工
事 名 |
第二東名高速道路三ヶ日トンネル工事(東洋建設、淺沼組とのJV) |
発 注 |
日本道路公団静岡建設局 |
工 期 |
2001年8月24日〜2005年3月5日 |
工事内容 |
工事総延長2,283m(トンネル上り線1,568m下り線1,533m
土工750m)/掘削工法 補助ベンチ付き全断面掘削工法(内空断面79.6m2)/道路掘削工18,000m3
ずり処理工324,000m3/ボックスカルバート2か所 |
場 所 |
静岡県引佐郡三ヶ日町只木〜奥山 |
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