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![土木[東京]](/recruit/onsite/images/shiba/ti_shiba.gif) |
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『六本木』と言えば若者の街、外国人の街、ディスコと飲食の街などの騒がしいイメージが浮かぶかもしれませんが、通り1本奥に入ると諸外国の大使館や高級マンションが建ち並ぶ閑静な住宅街でもあります。そんなたたずまいの一画にある檜町公園が当現場の発進基地です。
立坑の前には外国の公邸が入っている高級マンションがあり、住民はすべて外国人。その住民の方々の反対で着工が半年遅れましたが、着手後は住環境に配慮しながら慎重に施工しています。外国人からの苦情に備えて英語の勉強も必死で行い、事務所には外国人への電話の受け応えマニュアルを貼って万全を期しましたが、幸か不幸か活用することなく現在に至っています。 |
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檜町公園は長州藩松平家下屋敷の庭園の一部で、池もある落ち着いた所。ここでは、一日中釣糸を垂れている老人もいらっしゃいますし、われわれより高級なシャンプーを使ってそうな毛並みの良い犬が、貴婦人に連れられて散歩をしています。
また、テレビ局が近いせいか、番組のロケや撮影会などが頻繁に行われており、芸能人やモデルの方々をよく見掛けます。当現場もテレビドラマ「ナースのお仕事」で使われ、その際、厚かましくも観月ありささんと記念撮影をした人もいます。
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本工事の目的は東京タワーの近くにある芝給水所に予備の送水管を新設し、震災等に備えて給水の安定化を図るものです。
ルート上には地下鉄、共同溝等の重要構造物があります。また、到達が給水所の配水池の下になるため、土被りが40m以上となる高水圧下のシールド施工です。線形は半径25m、30mの急曲線が5か所ありますが、測量観測孔を設けられないため、高精度の施工が要求されました。
厳しい条件ではありましたが、平成14年4月の発進以来シールドは順調に進み、最後の到達を残すのみとなりました。到達は高水圧下で地中ドッキングをしなければならず、さらなる難関ですが、職員一同一丸となって最後の力を振り絞っているところです。 |
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高度な技術を駆使した都市トンネルを勉強したいということでJICAやシンガポールの研修生らが見学に来ました。彼らは口々に“Fantastic!”“Wonderful!”を連発して満足そうでした。海外の方々に当社の高いシールド技術をアピールすることができました。
また、近隣の子供たちも見学に訪れ、都心に出現した地下トンネルに驚嘆の声を上げていました。将来、彼らの中から土木技術者を目指す若者が出ることを期待しています。
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平成14年のワールドカップの時は「フーリガンが六本木で暴れる」との情報もあって厳戒体制を敷きましたが、幸い大した混乱はありませんでした。なお、ロシア戦で日本がW杯初勝利を挙げた時は、われわれも“にわかサポーター”となって六本木の交差点に繰り出し、青いユニホーム姿の日本サポーターたちと歓喜のハイタッチで盛り上がりました。
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工
事 名 |
港区赤坂九丁目地先芝給水所間送水管
(1,350mm)用トンネル築造工事(熊谷組とのJV) |
発 注 |
東京都 |
工 期 |
2001年6月11日〜2003年8月4日 |
工事内容 |
施工延長1,693.9m
泥水式シールド工法/シールド機外径2,336mm/セグメント外径2,206mm |
場 所 |
東京都港区赤坂9丁目〜芝公園3丁目 |
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