ICT

「建設×情報」に未知の可能性
“土木のわかるICT人材”
として現場に貢献

ICT統括センター
イノベーション部
i-Construction推進課

Y.F.

2019年入社
情報理工学院 情報工学系 修了

Y.F.

CAREER PATH

  1. 2019年

    東北支店
    土木部
    大沢水門工事所

  2. 2020年

    ICT統括センター
    イノベーション部
    i-Construction
    推進課

※所属部署はインタビュー取材当時のものです。

Q1 - Reason for choosing

奥村組を選んだ理由

未開拓の領域を思い切り開拓したい

私は好奇心旺盛で興味があれば何でもやってみたいと思う性格なので、学生時代は、情報科学を専攻し、主にコンピュータグラフィックスの研究をしながら、副専攻のゼミ研究では歴史学(近代日本史)、卒業論文では理論物理学(生物物理)、修士論文では考古情報学(物理探査)と様々な分野の研究をしてきました。修士課程1年の冬に、そんな好奇心旺盛な私にぴったりだと、研究室の先生から紹介されたのが大学OBの奥村組社員でした。
それがきっかけで山岳トンネルの現場見学に行き、私の好奇心がくすぐられたことや、社員の方々の熱意や温かい人柄にも惹かれたことで、私のキャリアプランが180度変わりました。情報系出身者が多数入社している大手通信会社に内定していましたが、奥村組のICT統括センターは少数精鋭で、かつ若手社員でも大きな裁量をもって新しいことに果敢に挑戦できる革新的な組織であると感じ、また未開拓の領域を思い切り開拓できる「建設×情報」の分野に運命的な魅力を感じ、奥村組への入社を決意しました。

Y.F.

Q2 - Work and rewarding

現在の仕事とやりがい

まずは現場を知り、ICT技術を現場で活かす

1年目は東北の震災復興関連工事で施工管理を経験しました。一日も早く地域の人々の日常を取り戻すという先輩社員の使命感を肌で感じながら、建設業の役割をあらためて実感する大変有意義な1年間でした。そして、私にとっては全てが初めての経験で毎日が新しい発見の連続でしたので、全く飽きることのない1年間でもありました。実際に施工に携わることで土木の知識や考え方がどんどん身に付いていくこともとても面白かったです。
その経験をもとに2年目から現在までICT技術を用いて現場をバックアップする業務に携わっています。例えば、1年目の配属現場で活用していた技術でもあるのですが、ドローンを用いて360度レーザースキャンで現場の3Dデータを取得するといったICTに関する既存技術について調査し、他の様々な現場にも適用できるかを検討しています。
また、現場の課題をヒアリングし、ICT技術を活用した解決方法を検討することも私たちの役目で、既存技術で解決できないときは、技術研究所などと連携しながら研究開発を進めていくこともあります。
その他、工事概要の説明や受注に向けたプレゼン用の動画作成、VRやARなどのツールを用いた現場の可視化、ソフトウェアの開発など、業務は多岐にわたります。

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Y.F.

Q3 - What I learned

現場や失敗で学んだこと

業界の先端を突き進むMR施工管理技術を開発中

現在、私はVR(Virtual Reality)とAR(Augmented Reality)の”いいとこ取り”をしたMR(Mixed Reality)という技術を使った施工管理技術の開発を手掛けています。具体的には、施工前の現場の地中の様子や施工中の地盤改良の進捗を確認できる技術で、地中の見えない部分を可視化することで工程管理や品質管理をサポートすることができます。業界でも先進的な技術のため、非常に面白いチャレンジです。
土木現場でも3D化やデジタル化が進んでいるものの、スピ―ド感が最優先されるような状況下では「ICT技術を使うより手書きの方が早い」という場面や、データ入力をミスしたまま測量を行った時に、ベテランの社員が「どうみてもおかしいだろう」と目視で気づく場面などがあり、まだまだ2Dやアナログに頼るケースは多いです。
ICT技術を現場に浸透させることも重要ですが、ICT技術と従来の技術を併用して使うことで施工効率が最大化されることもあり、本当の意味で現場の課題解決ができるよう貢献していきたいです。

Y.F.

Q4 - Discovery of the destination

目指す先に、何が見えるか。

奥村組のICT人材の先駆者としてキャリアを示したい

現在の部署では、自分で発見した課題に対し、自分で解決策を提案し、展開できる面白さとやりがいがあります。また、博士課程に在籍している社員の研究を業務として手伝っており、大学を離れても研究ができる喜びも味わっています。さらに、取り組むプロジェクトの規模はかなり大きく、そのようなプロジェクトを若手の考えで推進していくことができる環境についても、本当に恵まれていると感じています。
建設業界は2Dから3Dへ移行している過渡期です。UnityでARやMRのコンテンツ制作を行い、3D化に貢献したり、AIを用いた施工管理などの研究開発に取り組んだり、さらにその先にもチャレンジできるフィールドはまだまだ広がっています。土木、建築に関わらず、奥村組全体の生産性向上に貢献していきたいです。私自身は今後、奥村組でICT人材の先駆者となる覚悟です。しっかりと実績を積み、情報系人材が更に活躍できる社内環境づくりをしていくことも目標のひとつです。

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