ランニングコストの削減


ランニングコストとは?

建物の企画・設計から建設、運用、解体まで建物の一生涯にかかるコストをライフサイクルコストといいます。このライフサイクルコストについて評価し、トータルコストの低減をご提案します。
例えば、一般的な事務所の運用段階におけるコスト(ランニングコスト)は、初期建設費の約4倍になり、ライフサイクルコストの約80%程度を占めます。
ランニングコストの低減が収益力の改善、資産価値の向上に大きくつながります。

   ■中規模(5,000㎡程度)の一般的な事務所での60年間のライフサイクルコスト評価の例  
   
   
     
  運用費の削減
光熱水費(エネルギー使用料)の低減は、運用費の低減に大きく寄与します。まず、エネルギー消費の実態を知る省エネ診断から始めましょう。
 
     

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省エネ提案の流れ

事前打ち合わせから、現地調査、省エネ診断の実施、診断結果報告、省エネ改善提案まで、お客様のご要望に合わせて進めてまいります。
ご提案後、省エネ改善策を実施し、その効果を確認いたします。十分な効果が出るよう実施状況の再確認や必要な追加の改善策を実施していきます。

 
お問い合わせ
   
事前打ち合わせ
調査や診断方法についてご説明します。
省エネ診断
現地調査、ヒアリングなどの現況調査を行います。
省エネ診断結果報告
省エネ改善の有望なメニュー、改善効果を試算します。
省エネ提案
最適な省エネ改善策をご提案します。
省エネ改善策の実施
効果的な改善策を計画的に実施します。
省エネ改善効果の確認
改善策の維持、見直しや強化策を検討します。
 
     

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省エネ診断の方法、手順は?

 
 
  お客様からのご相談を受け、省エネ診断に関する事前打ち合わせをさせていただきます。  
 
     
  エネルギー利用の現状把握や省エネ改善などのご相談対応  
  建物や設備に関するご相談対応  
  調査や診断方法についてご説明  
   

 
 
 
  予備診断として、エネルギー使用量等のデータを見せていただき、省エネ改善の見込みをご説明します。  
 
     
  電力、油、ガス、水道などのエネルギー使用量(月毎)をお客様にヒアリング  
  建物の省エネレベルの判断、省エネ改善見込みの把握  
  省エネ化の可能性をご説明  
   

 
 
 
  改善の見込みがあれば、一次診断として、簡単な現地調査により具体的な省エネ改善策の候補とその効果を提示いたします。  
 
     
  現地調査とヒアリングによる現況調査により診断  
  効果の見込まれる省エネ改善の有望な改善策と省エネ改善の効果の提示  
  省エネ改善策のリストアップ
一次診断報告書のご提示
 

 
 
 
  省エネ改善策についてさらに正確な効果の把握が必要な場合は、詳細診断を行います。  
 
     
  現地でのエネルギー計測等を行い、より正確な現況を把握  
  省エネ改善策の決定とその費用対効果を提示  
  省エネ改善策の選定、詳細診断報告書のご提示  

 

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省エネ診断の内容は?

省エネ診断の内容を省エネ診断報告書(一次診断)の作成例で紹介します。

 
POINT 省エネ診断報告書
 
電気、ガス、水道などエネルギーの使用量・料金の推移をグラフ化して評価します。
エネルギーの用途別消費量をグラフ化して分析し、原油換算量やCO2排出量にて評価します。
現状の省エネ改善策の実施状況を確認し、運用改善も含めた省エネ改善策をリストアップし、費用対効果・効率性の観点から最適な方策をご提案します。
 
  省エネ診断報告書
   

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省エネ診断による改善策の提示例

 
医療施設   エネルギー費用を約40%削減
高効率の空調機器や照明器具への変更、エネルギー消費の見える化による運用改善でエネルギー費用の削減効果、補助金利用での費用対効果を試算しました。
 
省エネ改修に関する補助金の活用に向けた検討事例
  省エネ診断の結果、エネルギー消費の見える化、デマンドコントロール、高効率の空調機器や照明器具への更新等が効果的な省エネ改善策であると判断し、これらの省エネ対策による年間経費削減額と費用対効果を試算しました。
費用対効果については、省エネ改修の補助金を受けた場合の実質投資額を試算し、毎年の黒字効果(経費削減額>投資額)を確認できました。また、リース方式により設備機器を導入した場合の投資額も試算しました。
■経費削減策の予想年間削減額
 
■補助金利用と費用対効果(約7年で投資額を回収)
 
   
 
     
  (リース方式で、省エネ改修を実施した場合) 9年契約・年率1.2%と仮定
年間に支払うリース料(680万円)と予想年間削減額(733万円)との差額分53万円が初年度から黒字となります。
 
     
   
 
ホテル   消費電力を約75%削減
客室内およびエントランス、ロビー、宴会場などの照明機器をLEDをはじめとする高効率な照明器具に変更する提案です。
 
LED等による改修の費用対効果の検討事例
  LED照明をはじめとする高効率な照明器具への変更による省エネ化の提案です。
客室内およびエントランス、ロビー、宴会場などの現状の照明機器と電力消費量の調査を行い、それぞれの照明に対応した高効率照明器具を提案して、お客さまと現地にて実際にサンプル照明を用い照度など照明効果を確認しました。
高効率照明器具による電力消費量と電気料金の削減額、および器具変更のための初期投資額を試算しました。また、設備容量の削減による電気料金の削減効果も合わせて、費用対効果を試算しました。
■電力消費量の削減効果(年間)
 
   
■照明電気料金の削減額(年間)と初期投資額
 
   
■照明電気料金+基本料金の削減額(年間)と費用対効果
 
   
   

 

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