株式会社奥村組は、11月18日に茨城県つくば市の技術研究所につくば市立吉沼小学校の2年生46人と先生3人を招き、見学会を開催しました。
この見学会は、「土木の日(11月18日)」に合わせた土木学会関東支部との共催イベントとして、平成6年から地元小学校を対象に実施しています。
児童たちは「土木の日」と土木技術について簡単な説明を受けたあと、構造材料実験棟や音響実験棟、耐震実験棟などの施設において体験実習を行いました。
コンクリートの実習では、コンクリートの材料や作り方について学習したり、練ったばかりのコンクリートをゴム手袋に入れて手の形のオブジェを作ったりするなど、コンクリートの「強さ」や「やわらかさ」を体感しました。
熱画像の実習では、人やコンクリート試験体を赤外線カメラで撮影することで、温度の違いを色で表せることを体験しました。
音の学習では、破裂音を残響室と無響室で聞き比べ、音が反響したり吸収されたりする現象の違いを体感しました。
地震動と免震装置の学習では、振動台で過去の大地震を再現して、振動台上に直接置いた角材と免震装置上に置いた角材がそれぞれどのような動きをするのか見学しました。
質疑応答の時間では、「音の響きの違いをどのようなところで役立てているのですか」や「フナクイムシ(二枚貝)を参考にしてトンネルを掘る機械を作ったのは本当ですか」といった質問が出たほか、「思っていたよりもコンクリートの値段が安かった」や「直径10cmのコンクリート塊に20台の自動車を支える強さがあると聞き驚いた」などの感想を聞くこともでき、児童たちは、今回の見学会を通して土木・建築技術に深く関心を持ったようでした。
以 上
【お問い合わせ先】
株式会社奥村組
技術研究所
野口
Tel .029-865-1678 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
写真3 コンクリートでオブジェを作製(セメントを練る様子)
|
|
|
|
|
写真4 赤外線カメラで撮影した人体の温度分布を確認
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|