株式会社奥村組は、バルコニーや外部廊下など跳ね出し床がある建物に適した低騒音・低振動の外付け耐震補強工法を開発し(特許出願済)、鉄筋コンクリート造の共同住宅に適用しました。
本工法は、跳ね出し床の外側に補強フレームを新設し、跳ね出し床の下部にコンクリートを打設して既設建物と一体化する工法です。
【主な特長】
@ 建物住戸内の工事が不要なので、建物を使用しながらの補強に適しています。
A 既設の跳ね出し床とその下部に打設するコンクリートを連結鋼管で接合することにより、既設梁に設置するあと施工アンカー数を半数程度省けるので、騒音・振動の発生を低減します。
B 補強フレームをプレキャストコンクリート工法とすることで、現場打ちコンクリート工法に比べ、工期を2割程度短縮します。
C 補強フレームにはブレース材(斜材)が無いので、視界や採光・通風を阻害しません。さらに、バルコニーや外部廊下内に補強フレームが突出しないので使い勝手も変りません。
工事期間中に建物が使用できないことや騒音・振動が発生することで、実施が見送られてきた共同住宅、病院、学校などの耐震補強のニーズに対して、本工法を積極的に営業展開していく予定です。また、建築技術性能証明等の取得も予定しています。
以 上
【お問い合わせ先】
株式会社奥村組 建築本部 建築部
磯貝
Tel .06-6625-3858 |
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バルコニー付き建物の耐震補強工事状況(5階建て建物の例) |
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耐震補強後の外観(7階建て建物の例)
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