株式会社奥村組は、11月17日(木)に茨城県つくば市の技術研究所につくば市立今鹿島小学校の5年生25人と保護者4人、先生2人を招き、見学会を開催しました。
この見学会は、「土木の日(11月18日)」に合わせた土木学会関東支部との共催イベントとして、平成6年から毎年この時期に地元小学校を対象に実施しているものです。
生徒たちは「土木の日」と土木技術について簡単な説明を受けた後、構造材料実験棟、研究管理棟、音響実験棟の施設において体験実習を行いました。
構造材料実験棟では、板状のコンクリートを足で踏んで割ったり、練ったばかりのコンクリートをゴム手袋に入れて手の形のオブジェを作ったりすることでコンクリートの「強さ」、「やわらかさ」を体感しました。
研究管理棟では、「赤外線カメラ」でコンクリート試験体を撮影し、温度の違いにより空洞を判明できることの実験を行いました。また、音響実験棟では、ピストルの発射音を残響室と無響室で聞き比べ、音の反響や吸収の違いについて体感しました。
生徒たちは初めて体験することばかりで、終始驚きの表情を浮かべていましたが、最後の質疑応答の時間では、「無響室の壁の材質は何か」、「赤外線カメラはどのような仕組みになっているのか」、「コンクリートは、酸性かアルカリ性か」などといった専門的な質問も出され、今回の見学会で土木・建築技術に触れることができ、深く関心をもったようでした。
以 上
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