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超高層建物にも適用可能な大口径「2倍拡底杭工法」を開発
〜日本建築センターの一般評定を取得し実用化〜

「奥村・丸五バケット式拡底杭工法(OMR/B工法)」は、株式会社奥村組と丸五基礎工業株式会社が昭和60年に共同開発し、平成18年度までに約2,300件、約80,000本の実績を持つ、信頼性の高い場所打ちコンクリート拡底杭工法です。
  平成18年6月には、アースドリル工法として業界で初めて拡底率4.0(軸径の比率で2倍)の新工法「2倍拡底杭工法」を開発し、これまでに約30件の物件に適用するなど好評を得ておりますが、「さらに大きな荷重が作用する建物にも採用したい」という要望が多く寄せられていました。
そこで、最大拡底部径φ4,100mmまで範囲を広げた工法を追加開発し、平成19年12月21日付で(財)日本建築センターの評定(BCJ評定−FD0255-02)を取得。これによって、大きな荷重が作用する超高層建物や倉庫などにも、「2倍拡底杭工法」の適用が可能になりました。

【2倍拡底杭の仕様】
(1) 杭径   軸 部 径:φ700mm〜φ2,000mm (従来は最大φ1,700mm)
        拡底部径:最大φ4,100mm (従来は最大φ3,500mm)
  (2) コンクリートの設計基準強度(Fc):18〜42N/mm2
(H18年6月開発)

【本工法の特長】
1.用途
あらゆる建築基礎、土木構造物基礎に適用できますが、特に大きな荷重が作用する超高層建物や倉庫などの基礎に適しています。
2.特長
適用範囲の拡大により、例えば、従来では拡底部径φ4,100mmの場合に、軸部径は少なくともφ2,400mm必用でしたが、新工法では軸部径をφ2,000mmまで細くできます。この場合、杭長50mで試算すれば体積は約25%小さくなります。
すなわち掘削土量や使用材料を少なくできるので、経済的でさらに環境への負荷も小さくできます。昨今の、材料費高騰、掘削残土処理問題の顕在化などへの対応策として、皆様のお役に立てるものと確信しています。
 

【今後の予定】
今回評定を取得した大口径2倍拡底OMR/B工法も、これまでと同様に丸五基礎工業が施工を担当し、実施工開始は3月頃を予定しています。

以 上
   
  【お問い合わせ先】
   株式会社奥村組
   技術本部建築部
       林  Tel .03-5427-8534
        

□ 既評定機種と今回評定機種の施工杭径域と拡底率


□ 大きな支持力

     拡底部径が大きくなったことにより大きな支持力が期待でき、経済的な設計が可能です。



□ 大きなコンクリート強度
(H18年6月開発)
     同じ軸部径でもコンクリート強度を上げることで、大きな杭耐力が期待できます。




□ 掘削量の削減
     拡底部径を大きく、コンクリート強度を上げることにより、軸部径を細くできます。
     それに伴い、掘削量や安定液を減らすことが可能です。




□ 掘削機および掘り出した杭の状況
    
 
2倍拡底OMR/B掘削機
 
掘り出した杭の状況



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