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アースドリル工法として初めて、場所打ちコンクリート杭の拡底部径を
軸部径の2倍まで拡げられる工法を開発
〜日本建築センターの一般評定を取得し実用化〜

「奥村・丸五バケット式拡底杭工法(OMR/B工法)」は、株式会社奥村組と丸五基礎工業株式会社が昭和60年に共同開発し、これまで約2,000件、約70,000本の実績を持つ、信頼性の高い場所打ちコンクリート拡底杭工法です。
このたび従来の杭形状に加えて、アースドリル工法として初めて拡底部径を軸部径の2倍に拡げられる新工法を開発し、平成18年6月16日付けで、財団法人 日本建築センターの一般評定(BCJ評定−FD0255-01)を取得しました。

【本工法の概要】
  新OMR/B工法は、拡底部径を軸部径の2倍まで拡げることができます。すなわち、新しい杭の拡底率(有効底面積÷軸部面積)は4になり、これまでのOMR/B杭より最大で1.65倍も大きく拡げることができるようになりました(本工法に関する特許を申請中)。
  また、使用するコンクリートの設計基準強度は、これまでの最大32N/mm2から、最大42N/mm2まで範囲を拡大しました。

【本工法の特長】
1.支持力の拡大
  軸部の径が同じでも杭底面積が広くなったので、 大きな支持力が期待できます。(最大1.65倍)

2.杭耐力の増加
  強度の高いコンクリートを使用できるので、軸部の径が同じでも杭の耐力が大きくなります。
(最大1.31倍)

3.軸部径のスリム化
  同じ荷重を支える場合、使用するコンクリートの強度を高くすれば、軸部径を細くできます。それに伴い、掘削土量、打設するコンクリート量、施工時に使用する安定液量などが少なくなり、コスト低減や地球環境配慮につながります。
例えば、杭長さ50m、拡底部径φ3,500mm、軸部径φ2,000mmの杭を、拡底部径はそのままで軸部径をφ1,700mmにした場合、杭体積が約20%小さくなります。

 

4.杭の合理的な設計を後押し
  杭頭曲げモーメントが小さくなる設計などにより軸部径をより細くすることが可能ですが、拡底率との関係からその制限がありました。しかし、新OMR/B工法は従来工法より拡底率が大きいので、より合理的に杭の設計ができるように後押しします。

【2倍拡底杭の仕様】
(1) 杭 径:軸 部 径  φ700mm〜φ1,700mm
        拡底部径  最大φ3,500mmまで
(2) 設計基準強度(Fc):18〜42N/mm2
  

【今後の予定】
新OMR/B工法の実施工開始は9月頃を予定しており、これまでと同様に丸五基礎工業が施工を担当します。


 

OMR/B掘削機

 
杭の形状

 

以 上
   
  【お問い合わせ先】
   株式会社奥村組  技術本部建築部
       林   Tel . 03-5427-8534   
        

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