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"空気量2%"のコンクリートを使用した外殻PCa柱の利用に関して
〜劣化対策等級に関わる特別評価方法認定を札幌地区において取得〜

株式会社奥村組は、北海道札幌地区に施工中の超高層RC造集合住宅において、住宅性能評価劣化対策等級に関わる特別評価方法認定(大臣認定)を取得しました。
 奥村組では、現在、札幌地区で建設中の「東札幌1条地区市街地再開発事業のうち東街区施設」(事業主 東札幌1条地区市街地再開発組合)において、超高層RC造集合住宅(地上30階、総戸数182戸、延床面積22,990.30m2)に、外殻プレキャストコンクリート柱(以下「外殻PCa柱」)を用いたPC(プレキャスト)工法を採用しています。
寒冷地に建設される建物は、住宅性能評価における劣化対策等級(構造躯体等)で等級3を得るため、コンクリートの耐凍害性を確保する理由から、コンクリートの空気量を4〜6%とすることが条件となっています。
しかしこのたび、2階〜30階で使用している遠心成形で製造した外殻PCa柱(製造:北海道コンクリート工業鞄o別工場)は、その製造に用いるコンクリートの空気量が2.0%でも十分な耐凍害性があることを、(財)日本建築センターの審査によって確認。
「東札幌1条地区市街地再開発事業で使用されている空気量4〜6%のコンクリートと同等である」との特別評価方法認定(大臣認定)を平成17年4月28日付で取得しました。
今回の特別評価方法認定の取得は、北海道内での適用を初めて可能とした事例です。また、遠心成形で製造した外殻PCa柱の耐凍害性に関する評価例としては全国初のケースとなります。
札幌市内の物件で本認定を取得したことによって、全国の寒冷地物件にも適用することが可能となります。今後奥村組は、外殻PCa柱を用いたPC工法の普及展開に積極的に取り組む予定です。

以 上
   
  【お問い合わせ先】
   株式会社奥村組 技術本部技術研究所
   河野   Tel .029-865-1837
   株式会社奥村組 東京支社建築設計部
   岡   Tel .03-5427-8440



外殻プレキャストコンクリート柱

帯筋を内蔵し、型枠兼構造体としての性能を有する□型形状の薄肉中空断面の柱用プレキャストコンクリート。
柱主筋を現場にて接合し、後打ちコンクリートを流し込む事で全断面が構造部材となる。設計基準強度は75N/mm2である。




外殻プレキャストコンクリート柱を用いたPC工法

地上において外殻プレキャストコンクリート柱に二層分の柱主筋を差し込んだユニットを作製し、そのユニットを施工階まで揚重し、主筋の接合と外殻プレキャストコンクリート柱の建込みを同時に行う。
柱主筋が二層目の階では、外殻PCa柱の単体を柱筋の上部より降ろして取り付ける。柱筋の継手位置は、隣接する柱で互い違いに配置され、各階でユニットの据付け作業が繰り返し行われるように平準化されている。


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