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小断面水路トンネルのインバート改修工法を開発
〜はつりがらを再利用する高速インバート改修〜

株式会社奥村組は、内空断面幅2.5m前後の小断面既設水路トンネルを対象に、短工期(580m/月)で経済的に施工できるインバート改修工法(以下「高速・リサイクル水路インバート改修工法」)を開発しました。

長年の導水による摩耗や洗掘によって、著しい老朽化が進んだ小断面水路のインバート改修工事は、その大部分をブレーカやチッピングハンマ等を用いた人力作業に頼っているのが現状です。これらのインバート改修工事は、長い施工範囲かつ狭隘空間における作業のため、作業環境の改善が求められています。また、工事期間中は、断水により発電が休止することから工期の短縮も望まれています。
 こうした背景を踏まえ、工期短縮、コストダウンを目的とした「高速・リサイクル水路インバート改修工法」を考案しました。
 本工法は、@インバート切削機、Aはつりがら収集台車、Bはつりがら貯留台車、Cコンクリート混練台車、Dインバートフィニッシャーで構成され(図−1)、インバートコンクリートの切削から再生コンクリートの打設までの一連作業を坑内で行うことが可能です。

特長は以下のとおりです。
(1)内空幅2.5m前後の小断面トンネルのインバート改修工事に適用可能。
(2)インバート改修を機械化することで、短工期(580m/月)・低コストで施工できる。
(3)コンクリートの切削から再生コンクリートの打設まで、一連作業を坑内で行える。
(4)コンクリートのはつりがらを再生コンクリート用骨材として再利用するので、産業廃棄物の発生抑制が図れる。
(5)個々の機械が軽量かつコンパクトなので、山間僻地への機材搬入が容易。

実証試験として、今回新たに考案した専用ビットを取り付けたスパイキハンマー(栗田さく岩機製:KA-100)による「コンクリート切削試験」および、はつりがらを再利用した「再生コンクリート製造試験」を行い、実施工への適用が可能であることを確認しました。

本工法の施工速度は、従来工法の約2倍となる580m/月が可能であり、発電休止期間の短縮により従来工法に比べ約10%のコストダウンが図れます。

奥村組では、老朽化した発電所用水路や農業用水路等の高速改修工法として、今後本工法を積極的に提案していく予定です。

以 上
   
  【お問い合わせ先】
   株式会社奥村組 技術本部土木部
   下村、須田   Tel .03-5427-8580



図−1 高速・リサイクル水路インバート改修工法概要図


 写真−1 コンクリート切削試験状況


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