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新しいCSG混合装置を開発
〜福島県こまちダム上流仮締切堤で実施施工〜

 株式会社奥村組は、台形CSG(Cemented Sand and Gravel)ダムに使用する幅広い粒度のCSG材を安定した品質で経済的に連続大量混合するためのCSG混合装置を開発した。また、この混合装置を使用して、福島県発注のこまちダム建設(本体)工事(奥村組・秋田組JV施工)における上流仮締切堤の施工に適用し、良好な結果を得た。
 適用工事は、福島県田村郡小野町に多目的重力式コンクリートダムとして建設される「こまちダム」の上流約250メートルの地点に本体建設工事のために河川を切り替える目的で建設される、堤高5.9メートル、堤頂長27.0メートル、堤体積808.0立方メートルの上流仮締切堤を築造するものである。
 奥村組が開発したCSG混合装置は、傾斜させた矩形筒の上部から自動計量したCSG材、セメント、水を供給し、「重力による流下時の揺動混合」と矩形筒内部に設けられた「パドルの回転による撹拌混合」を組み合わせた重力・動力併用型。コンパクトなサイズでありながら1時間当たり最大80立方メートルという高い製造能力を有している。
 本装置の特長は次のとおりである。
@ 装置の傾斜角度を40度から60度、パドルの回転数を毎分8.7回転から110回転まで、と自由に変化させることでCSG材料の特性に合った混合が可能となり、良好な混合性能が得られる。
A 重力による流下混合と併用しているため、パドル回転用のモーター出力が3.7kw×1台と小さい。
B 本体寸法は、長さ4.0メートル、幅0.56メートル、高さ0.75メートル、重量2.8トンと4トントラックで運搬可能な寸法と重量であり、設置、撤去も容易である。
 本装置の開発は平成15年4月より開始し、(財)日本ダム協会・(財)ダム技術センターなどの指導を受けながら株式会社奥村組の技術研究所(つくば市)において性能を確認し、今回こまちダムでの実施施工に至った。また、本装置は平成16年3月15日に(財)日本ダム協会の「第6回CSG工法用混合設備検討小委員会」において「DK−Yミキサ」として認定された。
 今後奥村組は、本装置を利用したダムの仮締切にとどまらず、台形CSGダム本体、貯水池内の押さえ盛土、一般的な地滑り地帯の押さえ盛土、擁壁埋戻し土、地盤改良土などにその適用を拡大していく。
以 上
   
  【お問い合わせ先】
   株式会社奥村組 技術本部土木部
   木全   Tel .03-5427-8523



混合装置(56cm×75cm×400cm)




 CSG混合設備全景


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