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1台のマシンで数回のトンネル施工が可能
回収型掘進機「やどかり君」を開発

  株式会社奥村組と奥村機械製作株式会社は、地下トンネル等を築造する推進工事において、ニ重構造とした鋼殻の採用によって、掘進機内部の機械・装置を容易に回収、リサイクルできる回収型掘進機「やどかり君」を共同開発した。
これによって、地中接合時の作業環境および作業効率が向上した。また、解体工事が容易なので、作業環境に優しいとともに、地山崩壊や道路陥没等の原因となる危険作業時間を短縮し、大幅な工期短縮とコストダウンが図れる。

本機は、掘進機の駆動部分や推進部分等の機械を内殻、スライド部分を外殻に分割して製作する。駆動部分や計測機器などの高価な機械・装置は内殻に集中させ、地中で残置して接合部分となる外殻部分はトンネル構造物の一部として製作する。
外殻は折れ曲がり構造をしており、曲率に応じて屈曲できるとともに、内殻側の機械・装置も追従して作動するので、曲線施工にも対応できる。
内殻の機械・装置は、掘進機が既設管路やトンネル等の地中接合部分に到達した後、カッタ装置および撹拌装置を縮径し、内側に納めてから固定部分を解体する。切羽の安全を確認しながら発進側へ引き込み、坑内を牽引して回収する。
残置される外殻は、地中接合部の構造物として目的に応じた内装、強度を有した覆工鉄筋コンクリ−ト等の二次覆工を行う。あらかじめ接合時の構造物を設計しておけば、接合部分の品質向上、接合工事の簡略化が図れ、構造物としての信頼度を向上させる。

本機を利用し、内径2.5m、延長150mのトンネル築造を到達、発進を3回繰り返した場合、到達・回収工事の作業効率の向上によって、工期が従来比約20%短縮し、掘進機内殻の機械・装置の回収等の効果で、同約20%のコストダウンが可能となる。
今後、立坑築造箇所の制約が多い都市部での上下水道工事、大深度におけるトンネルの地中接合、掘進機解体の補助工法として費用低減が要求される工事などを対象に、提案・営業活動を展開していく。

以 上
   
  【お問い合わせ先】
   株式会社奥村組 東京支社 機械部
   大林正明、片平啓氏
   Tel 03-5427-2324
   Fax 03-5427-8115

 






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