株式会社奥村組は、11月18日と19日の2日間、茨城県つくば市の技術研究所において、つくば市立今鹿島小学校5年生29人と同前野小学校5年生39人を招き見学会を行った。
　これは、「土木の日(11月18日)」に合わせた土木学会関東支部との共催イベントとして、1994年から毎年この時期に技術研究所を地元の小学生に公開しているもの。
　土木の日、そして土木について簡単な説明を受けた後、グループに分かれた小学生らは、構造材料実験棟、音響実験棟、耐震実験棟などの施設を見て廻った。
　構造材料実験棟では、練ったばかりのコンクリートをゴム手袋に入れ、手の形をしたオブジェクトを作ったり、目の前で高強度コンクリートの破壊試験を見るなど、コンクリートの軟らかさと強さを実感していた。　
　音響実験棟では残響室と無響室との、ピストル音の聞こえ方の違いなどを体験。また、耐震実験棟の3次元振動台では、阪神大震災規模の揺れを体感し、驚きの声を上げていた。
小学生たちは、学校の中ではできないこのような体験を通し、土木･建築技術に親しみ、興味を持った様子だった。

コンクリートで手のオブジェクト作り

　

ビオトープ水生昆虫観察




土木の日見学会記念写真