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ずり搬送実験により「立坑TBM工法」の実用性を確認

株式会社奥村組は、先に開発した「立坑TBM工法」について、最終課題としていたカッタヘッド部から後部デッキ間のずりの搬送性能を確認するため、奈良県下の同社機材センターで掘削径2.4mの実験機を用いた公開実験を行い、その性能を確認し工法として確立しました。

奥村組は、立坑TBM工法を掘削径7m、深度1,000mに対応できるよう開発・設計していますが、今回の実験は、実機の1/3にスケールダウンしたカッタヘッドに回転力と推力を与えて模擬岩盤(ずりを圧密させたもの)を掘削して行いました。
掘削したずりは、スクレーパでチャンバー内に取り込み、混気ジェットポンプによって、実機で必要となる後部デッキ上の固液分離装置の高さ(H=13m)まで搬送しました。 
また、実験の精度を上げるため、現在施工中の斜坑TBMの掘削ずりも使用して行いました。

実験の成果は以下のとおりです。
@ 必要揚程13mにおける単位時間あたりのずり搬送量を計測し、実機で計画している月進100m(掘削+覆工の平均月進)が確保できることを確認しました。
A 実際の斜坑TBMの掘削ずりを使用した実験においても、問題なく搬送できることを確認しました。
B 推力、トルク、速度等のデータとずりの搬送量をモニタリングすることにより、掘削ずりがチャンバー内へ安定して取り込まれていることを確認し、カッタヘッド構造の妥当性を実証しました。
C 実験機では、オペレータが操作室からチャンバー内のカメラ画像や、推力、トルク等のデータを見ながら運転することにより、実機で必要となる遠隔操作性能を確認しました。

 奥村組では、本技術の確立によって、立坑TBM工法の実用化にめどをつけたとし、本工法を大深度地下開発へのアクセス用立坑等の急速施工法(掘削径7m、深度1,000m程度の立坑施工において、全体工期を従来工法で施工する場合の約1/3に短縮できる)として、今後積極的に提案していく予定です。        
                                  

 以 上
   
  【お問い合わせ先】
  株式会社奥村組 技術本部技術開発部
  中山 隆義
   03-5427-8579



立坑TBM公開実験状況


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