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北海道で最初の免震超高層マンション建設
〜角型積層ゴムとエコカラムユニット工法を採用〜

 株式会社奥村組は、札幌市東区において、軒高64.2m、20階建ての免震超高層住宅2棟『アイビーハイムツインタワー』を現在建設中です。

本建物は、北海道で最初となる免震構造の超高層RC造共同住宅です。
今回、免震装置に丸型ではなく角型の積層ゴムを採用し、柱には薄肉中空断面プレキャストコンクリート(以下 外殻プレキャスト)を使用しています。
また、寒冷地での施工ということで、厳冬期前に躯体コンクリートの打込みを完了させる必要があり、工期の短縮と躯体工事費の低減を図るため、当社開発の「エコカラムユニット工法」を全面的に採用しています。

1. 角型積層ゴムの特長は次のとおりです。
@ 丸型に比べ製造コストが安く、施工性にも優れている。
A 丸型より外径を小さくできる利点がある。そのため免震装置の基礎が小さくてすみ、建物を隣地境界線まで近づけることが可能。

2.「エコカラムユニット工法」の特長は次のとおりで、その有用性は東京都板橋区に建設した32階建ての超高層RC造共同住宅(発注者・都市基盤整備公団 総戸数・451戸 平成12年竣工)で実証され、第3回国土技術開発賞に入賞しました。
@ 架構構築時に、あらかじめ帯筋と副帯筋が内蔵された外殻プレキャストと柱筋ならびに梁鉄筋を、同時に揚重し建て込みできるので、工期が短縮できる。
A 柱主筋が2層1節であるため、柱主筋の機械式継手の箇所数が通常の工法に比べて1/2となる。また、外殻プレキャストと柱筋および梁筋を同時に建て込めることで作業効率が上がり、躯体の建設コストを低減できる。前述の共同住宅(東京都板橋区)では、地上部躯体の工期を約20%短縮し、同工事費を3%低減できることを実証。
B 外殻プレキャストの製造に関しては、プレキャスト工場で遠心成形により製造する方法と、現場サイトでも製作が可能なコンクリートの流し込み成形により製造する方法がある(今回は遠心成形で製造したものを採用)。
C 一般的にプレキャスト部材は蒸気養生を行うため空気量を少なくしている。そのため寒冷地での凍結融解に対する抵抗性に問題があるとされてきたが、高強度混和材を用いることとし、凍結融解抵抗性に優れたコンクリートであることを、凍結融解の試験で確認している。

                                  

 以 上
   
  【お問い合わせ先】
  株式会社奥村組 東京支社
  建築設計部 青木一夫
   03-5427-8432



エコカラムユニット工法


 

免震装置(角型積層ゴム)


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