国土技術開発賞(主催:(財)国土技術研究センター、(財)沿岸開発技術研究センター 後援:国土交通省)は、「住宅社会資本に係わる広範な新技術」を対象に、民間技術開発者の研究意欲の啓発と建設産業における建設技術水準の向上を図ることが目的とされています。
当社は下記2件を受賞しました。
○最優秀賞 ハニカムセグメントを用いた同時施工法
○入 賞 エコカラムユニット工法
技術の概要は下記のとおりです。
今後ともより豊かな暮らしを実現するための社会資本整備に役立つ、技術開発、施工能力の向上に努めていきます。

最優秀賞 『ハニカムセグメントを用いた同時施工法』
この工法は、シールドの急速施工を狙いにシールド掘進とセグメント組立を併行して行う同時施工法です。同時施工では、組み立てたセグメントに直ちにシールド推力を作用させるため、1ピースでも安定した組立と推力載荷が可能な六角形のハニカムセグメントを用いており、掘進と組立作業が輻輳するため、安全性の確保や組立速度の向上のため、セグメントの搬送や組立を全自動化または遠隔操作による半自動化した機械設備を用います。
 
ハニカムセグメントの組立状況
大阪府北部流域下水道事務所発注 安威川流域下水道攝津高槻雨水汚水幹線(第5工区)
・同時施工により工期短縮
・建設コストの低減に寄与
・内面平滑(二次覆工省略に適合)
入賞『エコカラムユニット工法』
本工法は、帯筋を内臓し柱型枠を兼用とした薄肉中空プレキャスト部材(外殻プレキャスト)に、地上で梁鉄筋と2階分の柱主筋を組込みユニット化して、同時に建て込みを完了させる工法です。外殻プレキャスト(エコカラム)には遠心成形により製作されたものと、流込み成形により製作されたものがあります。

流し込み成形(エコカラム) エコカラムユニットの外観
◆工期の短縮とコストの低減が可能◆
・ユニットの取り付けには型枠大工、鉄筋工等の熟練技能工が不用です。
・柱主筋が2層分となっているため柱主筋の継手が半減します。
・柱型枠、柱鉄筋、梁鉄筋を1度に揚重し取り付けるため作業効率が向上します。
お問い合わせ先:
◆ハニカムセグメントを用いた同時施工法◆
渇恆コ組 技術開発部 荒川賢治
TEL03-5427-8470
◆エコカラムユニット工法◆
渇恆コ組 東京支社 建築部 末岡和久
TEL03-5427-8370
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