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第3回免震レトロフィットトップ画像

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村組東京本社ビル(東京都港区)では、建物を使用しながら免震化する「免震レトロフィット」工事を行っています。企業の中枢施設を免震化することにより、防災力を向上させ、地震発生後も事業活動を継続、復旧活動拠点として機能します。

奥村組東京本社ビル建物概要
敷地面積: 1675.01m²
建築面積: 966.87m²
延床面積: 9738.62m²
軒  高: 33.17m²
最高高さ: 38.80m²
奥村組東京本社ビル写真

  免震とは
免震は、建物の基礎部分や中間階部分にクッションの役割をする免震装置を組み込み、地震の揺れを建物に直接伝えにくくするものです。

地震の激しい揺れをゆっくりとした穏やかな揺れに変え、建物自体はもちろん、その中の人や情報機器をも守り、被害を抑えます。大地震時にも建物の機能を維持し、「事業継続」をより確かなものにします。

免震装置イメージ
主な耐震装置
支承 ダンバー(減衰装置)
建物を支えつつ、地震時にはスムーズに変形。
揺れの衝撃を大幅に弱めます。
地震の揺れをすみやかに収める役割をします。
積層ゴム支承

積層ゴム支承

弾性すべり支承

弾性すべり支承

銅製ダンバー

銅製ダンバー

オイルダンバー

オイルダンバー

免震レトロフィット

既存建物の基礎部分や階の途中に免震装置を取り付け、免震建物に生まれ変わらせるものです。

【メリット】
・ 工事中も建物をそのまま使用できるため、引っ越しや一時移動が不要
・ 改修後も建物の外観デザインや内部空間がほとんど変わらない
・ 建物の地震時安全性が飛躍的に向上
・ 地震時にコンピューターや什器の転倒、エレベーターの使用停止を抑制
・ 地震後も事業活動を継続
・ 一般的に、耐震補強より工期が短い

防災拠点や地震時に継続使用を求められる庁舎や企業の中枢施設、病院などに大きな効果を発揮します。建物の形状を変えたくない歴史的建造物などの耐震性確保にも有効です。

免震レトロフィットの手順
オフィス業務を継続しながら免震化

東京都港区に位置する奥村組東京本社ビル。約500人が勤務する地下3階、地上9階建の建物を使用しながら免震化する。大地震発生時の安全性を飛躍的に向上させ、事業継続を確実に行えるようにする。

免震化する位置イメージ

免震化する位置(図中、部分)

既設の柱頭を補強した後、仮受け支柱をセット

1階の柱部分に免震装置を設置する「中間階免震」を採用。
工事中も、建物をそのまま使用、オフィス業務を継続できる(免震化工事を行う1階部分を除く)。
既設の柱頭を補強した後、仮受け支柱をセット。軸力を伝達する。

仮受け支柱写真
免震装置イメージ
柱を切断・撤去

ワイヤーソーにより柱を切断。
近隣への影響、館内業務への影響に配慮し、低騒音工法を採用。

柱の切断部分を引き抜き、撤去する。

柱切断写真
無水ワイヤーソーによる切断写真 柱切断写真

無水ワイヤーソーによる切断状況

撤去ピースの切断面

 
免震装置を設置

柱の切断部に免震装置(積層ゴム)を挿入。積層ゴムは建物の荷重を支持し、地震時は水平方向にスムーズに変形し、地震の揺れを上部の建物に伝えにくくする。

免震装置写真
免震装置写真
免震装置据え付け完了

免震装置を設置し、仮受け支柱を撤去。
1階部分の全ての柱に免震装置を据え付けた上で工事中の地震対策のために設置した鋼板耐震壁等を撤去し、免震化は完了する。

免震装置設置写真
免震装置設置写真

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